オツボネ退治

オツボネ退治記録。約800文字

ワクチン未接種

上司「慰安旅行前に、3回目のワクチン接種してね」

☆そもそも未接種──!

注射

注射こわい(ガチ)

小学生でさえ接種してるのに、という感想は至極尤も。痛みが苦手という訳でもない。注射が怖い。本当に怖い。怖いんだってば……

一応伝えておくと、反ワクチン思想は持ち合わせていない。打てるなら打った方が良いと思うよ。

ここ10年間の注射遍歴はこう。

  • 2021年:親知らず抜歯手術で点滴、健康診断で採血
  • 2018〜2020年:健康診断で採血
  • それ以前:無し

毎月1回は歯医者に行くけれど、治療時の麻酔すら避けている。治療と麻酔、どっちが痛いの?と問われれば治療だろう。でも注射が怖い。厳密には注射針が怖い

注射の話:親知らず抜歯

昨年、親知らず4本を同時に抜いた。

どうせ抜かなきゃいけない。下の2本は水平に埋まっている。注射の回数を0回にはできない。この時点で2年悩んで、抜歯レポを巡回して、Google上の抜歯ブログを読み終わった頃、ようやく抜いた。

1本ずつ抜く方が負担が少ないとは知っていたけど、4回の注射には耐えられない。判断基準はいつだって注射の回数だ。注射、怖いので……。

 

ちなみに手術当日、看護師さんの点滴が下手だった。間違いなく、下手だった。

「血管が逃げちゃいますね〜」と注射針をぐりぐりされながら、「2回なら我慢する、私は大人なので」と誓った私はえらかった。3回目の失敗で私は泣いた。いい大人が泣いた。終わりのない恐怖に負けたのだ。泣いたので手術は延期になった。草。

私が泣き止んだ頃ベテランの看護師さんがやって来て、右腕に1回でキメて去って行った。結局右腕3回、左腕2回の失敗。痛かった。

注射の話:健康診断

社会人5年生、毎年毎年見知らぬ人達に応援されながら採血をしている。

\がんばれ/ \あとちょっとだぞ/ \お姉さんえらい!/ \もう終わるもう終わる/

ベテランの看護師さんともなると、採血室に入った時点で「ダメな患者」か判るらしい。私は圧倒的な「ダメな患者」だった。曰く、顔色と冷や汗の量が段違い。

私はオーギュスト・ロダン「考える人」のポーズ、看護師さん①が肩を押さえ、奥からやって来たベテラン看護師さん②が採血、他の患者さん達が応援、この構図で毎年乗り切っている。文章にすると愉快な図だ。実際は地獄絵図だけど。

 

毎年毎年ベテラン看護師さんに採血していただいているので、採血自体はそんなに痛くないと知っている。毎年毎年「あ・こんなもんか」と思うのだ。それはそれとして注射は怖い。

ワクチン未接種

そんなこんなで、注射が怖いので、ワクチン未接種です。

注射針エピソードは掃いて捨てるほどある。救急搬送されれば意識朦朧とする中で「注射……嫌っすね…………」と言い残し、飼い猫が注射すれば付き添いの飼い主(私)が倒れた。幼少時におたふくに罹って大人5人に押さえられながらお尻に注射されたことを、未だ夢に見る。兎にも角にも注射が怖くて苦手

 

冒頭の「慰安旅行前に、ワクチン接種してね」発言があって、Google上のブログというブログを読み漁った。「私と同じぐらい注射針怖い人達が居るだろう」って願いながら読み漁った。居ない。ぜんぜん居ない。

私と同じぐらい注射が怖い人達が、この文章を見付けて安心できればいいなって思う。

そもそも2回接種で完了なら「2回なら我慢する、私は大人なので」の気持ちで乗り切れたかもしれない。それが今は3回接種だし4回接種も控えている。無理だよ。乗り切れないよ。

慰安旅行

私を除く職員全員が3回目接種予定だ。

職場は医療でも介護でも保育でもなく、私自身は事務員。20人以下の企業。

 

え〜どうしよ〜う😕

コロナ禍で職場の慰安旅行や飲み会が減って喜んだ人間だ。そもそも慰安旅行に参加したい訳ではない。参加したい訳ではないけど、私以外の職員全員が参加するのは精神的にキツい。

 

選択肢として退職もアリかなぁ。元々、2022年に2つ資格を取得して、2023~2024年に転職する予定ではあった。でもワクチン未接種で退職って、微妙な気持ちにはなる。また悩み事が増えてしまった。