オツボネ退治

オツボネ退治記録。約800文字

1814年

2022年、依然会議は踊り続けている。

薄っぺらい人生

2022年1月、驚くほど単調な月となった。

起床・仕事・風呂・就寝を繰り返す毎日。日を繰り返せば月となり、月を繰り返せば年となり、年を繰り返せばいずれ歴史となる。いけない!このままでは私の人生という名の歴史が起床・仕事・風呂・就寝になってしまう!なんて薄っぺらい人生なの!

 

そう嘆くのは人生2度目だ。

1度目は教育実習時。生徒40人と指導教員1人を前に、毎日5分間スピーチをすること2か月。

次第に上がるスピーチ力。尽きるネタ。当時22歳の私には、人生を通じて伝えたいことなど無かった。私が知る以上に、私という人間は薄っぺらいと知った。

 

2度目は今。約15人の社会人を前に、3分間スピーチすること2年。

もう上がらないスピーチ力。とっくに尽きたネタ。現在26歳の私にも、相変わらず人生を通じて伝えたいことなど無い。私という人間は薄っぺらいままだった。

 

オギャァと生まれて26年間、毎日決まって起床・風呂・就寝。社会人になって4年間、毎日決まって起床・仕事・風呂・就寝!

これら行動から得られるネタはもう無い。新しいことを始めなきゃ。

1814年

毎月1日は会議の日。8時間会議の日。

ウィーンにて会議が踊り始めて早200年、遥か遠く離れた日本においても未だ踊り続けている。そろそろ得られるネタが尽きる頃だ。新しいことを始めなきゃ